
【全体公開】お休みを利用して映画を見た話
全体公開

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・ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像
年老いた美術商のオラヴィと1枚の肖像画と家族を巡るお話。
仕事一辺倒で家族を顧みなかったオラヴィ、年齢や売り上げの低下などもあり画廊をたたむか悩んでいるところで、
参加した展示会で1枚の肖像と出会うところが導入部分。
画家のサインもなければタイトルも不明の「名前を失くした肖像」に魅せられたオラヴィは、
何やかんやあって疎遠になっていたレア(娘)の頼みで職業体験に来たオットー(孫)と一緒に肖像の事を調べていく。
オットーの物の扱い方が雑で、ウッってなったり、
オークションで肖像を落札するシーンではどんどん吊り上がっていく値段にウッってなったり。
オラヴィが作中ずっと美術商である事を優先していて、それなのに最後は父親(オットーにとってはおじいちゃん)になるのがもうずるい。
あとラスト1歩手前、片付けをしていたオラヴィの結末を、回転するイスと音だけで匂わせる演出がめちゃくちゃ好き。
何だこの映画。
オークションハウスのオーナーは処されろ。
人によっては全く響かないだろうけど、私にはめちゃくちゃ響いて、ラスト1歩手前からほろほろ泣いてました。
ハッピーエンドと取るのか、そうでないのかは見る人によって変わるかも。
オークションハウスのオーナーは本気で処されてくれ、頼む。