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デュエマのクソエモ話(※長い)

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2021年09月11日 21:45

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はじめましての方は、はじめまして。そうでない方はおはらーな☀️

太陽よ、ブログを纏いてネタとなれ!Vブログ、ジーク・アポロみそらーなを召喚!不足コストはブレイドラから確保!

なんでデュエマって書いてるのに別カードネタで挨拶してるんだよ。

 

今日はこの間公開されたデュエマの新弾にめっちゃエモいカードがあったお話。

また今日もPCのお話ではないです。ネタ切れまでパソコンのターン回ってこないかもしれん……

 

さて本題。

デュエル・マスターズといえば20年の歴史を持つカードブーム黎明期から続く老舗カードゲームの一種です。1弾が02年だからギャザ、ポケカ、遊戯王などの90年代組の次の世代になるのかな?

小学校の頃にやってた方も多いと思います。発売以降、今まで脈略と続くコロコロの看板作品だものね。MTG時代?ボンボン派?そんなのは知らない。

そういうバックを持ったデュエマですが、遊戯王やギャザと比べて基本的なルールは(一応)シンプルだけど、カードだけで完結するのに盤面の動き方が派手なのが魅力なのかなと思います。他のカードは電卓やダイス、コインなどのアイテムが必要なケースが多いですが、デュエマはカードだけで完結しており、手軽に出来て、盤面の動きは激しい。それが魅力の一つかなって。

まぁ今は革命や侵略、Gゼロなどでの踏み倒しに、ループコンボや盤面外からカードが飛んでくるので基本ルール以外は煩雑化してるけどさ。うちも今ブロックからの復帰勢なので最初は轢かれた。

 

そんなデュエマですが、歴史が長いだけあってバックストーリーやそれを仄めかすイラストにも力が入ってます。

例えば、最近クロニクルデッキとして発売された、自由を求めて戦ったアウトレイジと秩序に囚われたオラクルを描いたエピソード3(ゲームの方はアレだったらしいけど)や、封じられた存在を解放せんとする侵略者たちと、それを阻止するレジスタンス、革命軍の戦いを描いた革命編(なおゲームバランスはry)など。

今季のディスペクターとの戦いというのも歴代に対する冒涜(褒め言葉)で素晴らしいですね。かつての英雄やラスボス級の奴らを掛け合わせて最強の王を作ったったwwとかいう吐き気を催す邪悪と、それに対抗する為に過去の英傑の力を借りる現代人の戦い。本来ならあり得なかった可能性との対峙という点では、ある意味で某聖杯戦争を思い起こさせます。或いはディケイドかタイムレンジャーかな?

今回の黒幕は、お互い忌み嫌う宿敵同士を結合させたり、歴史の大英雄と語るも憚られる大悪党の融合や、歴史を終わらせうる可能性を持った禁断の存在と可能性を司る獣を混成させるといった、想像しうる最悪の組み合わせを送り出して来てくれます。その一方で、倒されてその呪縛から解放された英傑たちが主人公に力を与えてくれる展開もあり、影はあるけど王道な裏設定です。てか今回のストーリーは過去カードのリメイクという意味でも多分大人向け。気になったら調べてみてね。

 

そういう色んなストーリーや登場人物が交錯するデュエマの世界観ですが、その中で最も早く連載外伝漫画を貰ったクリーチャーがいます。小さな勇者ゲットです。

最初期にプレイしてた人には懐かしいカードだと思います。2マナ帯のヒューマノイド採用デッキ(赤単速攻とかヴァルボーグとか)にはほぼ採用されていた、優秀なウィニーでした。今は流石に型落ちスペックだけどね。

そんなゲットですが、実は別コロで漫画化されていました。デュエマ激王伝ゲットって作品。1話がアースドラゴン登場の時期だったので闘魂編の頃かな?

そんな彼の物語が、次に発売される弾で最高にエモい一枚を生み出したので、その経緯を簡単にお話させてもらいます。

 

ゲットは火文明の新兵。技術的にも精神的にも至らないことばかりだった。しかし、仲間に恵まれた彼は、拾ってきた龍との出会いと別れや、恩師との死別を経て成長を果たしていく。

そんな中、闇文明から同盟の使者がやってきた。その金髪の少年はアランと名乗り、さまざまな苦境を乗り越えてゲットと友情にも似た信頼関係を築くことになる。

だが、アランは密命を帯びたスパイ、ダークロードのハザリアであった。彼は光文明への復讐のため、同盟関係の火文明すら巻き込み、その死すらも利用することを厭わない冷酷な面を持ち合わせていたものの、ゲットに対しては決断が鈍っていた。葛藤の末、ゲットに闇文明へ鞍替えしないか?と持ちかけるアラン。だが、ゲットから拒絶され、二人は決別、対決することになるが、その実力差は圧倒的でゲットは叩き潰された。

一度はゲットを圧倒したアランーいや、ハザリアだったが、火文明をも巻き込んだ最悪の作戦を決行する寸前に再びゲットが立ち塞がる。自身の迷いを断ち切るためにもハザリアはゲットとの決戦に挑む。やはりハザリアの優位は揺るがないかに見えたが、彼が利用したゲットの仲間たちの魂が、ハザリアの攻撃を遮った。そこへ、ゲットの決死の一撃が炸裂した。

倒されたことで、ハザリアからアランの立場に戻れた彼は、それまでは何百年も光文明への復讐心で生きてきたが、ゲットと出会ってからの日々はそれを忘れてしまうほど明るい日々だった……もし生まれ変わったら、今度こそ真の友人になれることを願い、この戦いで命を落とした者たちとともに天に召されていった。

 

そして現在。本来なら起こるはずのなかった奇跡。時空を歪めた黒幕が起こした、偶然の産物。

それが、ゲット・ザ・フューチャー。スペック自体はハンド交換しながら火力を打てる、割と使い勝手のいいシールドトリガー。これが単色3マナなので時代というのは恐ろしい。

だが、そのカードの真価はそこではない。いや、カードなんだから真価は効果なんだけどさ(どっちだ)。イラストの下の方に小さく描かれた二つの姿がある。両手を上げ、歓喜を分かち合う二人。それは、ハザリアとゲット。死が二人を分つしかなかった彼らが、再び友として出会えたのだ。

その外伝漫画では色々あってアランは復活はしてるけれど、多分カードの世界線ではハザリアは復活していない。メタい話だけど、ウェーブストライカーの再録がないこと、フレバーテキスト、そして敵対していたレインボーカードで後々まで残ってるのはつまり彼らは敗北したということ。そして、復活も果たせなかった。

それが、この最悪の災厄で小さな奇跡が起きた。

細かいこと言えばハザリアがいつの時点でのハザリアなのかとか、どの面下げて火文明に来てるんだお前ェ!とかあるんだけど、そういうのを抜きにしても、この邂逅は経緯を知っていると本当にエモいです。この二人が再会できて本当によかった。

 

そんな、カードの背景ストーリーやフレバーテキストなどを知ると新しい発見やエモがあるってお話でした。カードしばくのもいいけど、そういうイースターエッグとか見つけるのも楽しいよ。

 

カード本体の話になるけど、今日発売のデッキ、品薄ではあるけど1000円デッキなのに3箱買えば7割完成したデッキになるの強くない??あとはノメノンやらギガホンとかの色が合う使い勝手のいいディスタスやアタックトリガー入れたらクロニクルデッキクラスとならやりあえる。というかアウトレイジ相手ならNEXTで墓地ソース飛ばせるので多分優位に立てる。流石に去年のクロニクルはパワーライン強すぎるので厳しいだろうけど。

 

長い文章、読んでいただきありがとうございます。

あなたにいい引きがありますように。

 

みそらーな

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