Vtube Studioで複数のパラメーターに紐づいている状態を個別のキーバインドで再現できるのか検証したという話

全体公開

2021年10月03日 19:00

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Vtube StudioでのLive2Dモデル導入方法を学んでいたのですが、キーバインドについて一つ気になっていたことがありました。

キーバインドの設定方法について解説してくださっているWebページはたくさんあるのですが、どれも一つの状態を一つのキーバインドで再現する基本的な方法しか見つかりませんでした。

 

では、一つの状態が二つ以上のパラメーターで実現されているとき、それらのパラメーターを別個のキーバインドで動作させた場合はどうなるのでしょうか。

 

どういうことかというと、例えば「通常」が丸い図形で、キーに応じて図形が「三角」「四角」の2つの形に変形するLive2Dモデルを作ったとします。

Vtube Studioのキーバインドで再現しようと思ったとき

①「三角」「四角」の各状態に変形させたexp3.jsonを出力する。

②Vtube Studioで各exp3.jsonに対応する2つのキーを設定する。

という手順になると思います。

 

ここで、もし『「四角」にする前に必ず「三角」を経由するようにしたい』と思ったとき、Facerigであれば以下のような方法で実現できました。

①Live2DでカスタムパラメータAとカスタムパラメータBを作成し、以下の表のように差分を設定する。

    パラメーターB
    0 1
パラメーターA 0 通常(丸) 三角
1 三角 四角

②Facerig側でパラメータAの01、パラメータBの01に応じたキーを設定する。

これと同じことがVtube Studioで実現できるのか、ということを調べてみました。

 

【手順】

①パラメーターAだけを1にする(三角にする)exp3.jsonを出力。

②パラメーターBだけを1にする(三角にする)exp3.jsonを出力。

③Vtube Studioで上記①②のexp3.jsonに対応する2つのキーバインドを設定する。

 

ここでわかるのは、上記手順では『「四角」の状態を再現するexp3.jsonを作成していない」ということです。

この場合、果たしてVtube Studioで両方のキーバインドをONにしたとき、「四角」になるのか。

 

結果としては「四角」になりました。

考えてみれば、表情用のファイルを出力してVtube Studioに読み込ませているとはいえ、中身はただのjsonファイルなのでFacerigと同じように設定できるわけですね(何ならEditorで出力せずとも手書きで作れそう、そんなにメリットはないけど)。

 

やはり困ったら自分で確かめてみるのが一番ですね。

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