3Dお披露目動画をつくったときの話。

全体公開

2021年11月07日 21:00

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おそらく大半の人は「いつ作ったのだろう」という疑問もあると思います。
主にモデルを渡した次の日にこれができたと思っている家族は特に。
そう、自分も含めて。

 

自分も含めて?

 

10月28日にLeapMotionの試験的な配信をサブチャンネルで行ったのは、本当にたまたま偶然でした。
11月中には3Dモデルが完成すると聞いていたので、余裕をもって12月お披露目にしようと考え、とりあえずLeapMotionと3teneを使って3Dモデルの動かし方の練習をしておこうと思っていました。そのためのLeapMotionでした。


が、事態が動いたのは10月31日の22時過ぎ。


「できたみたいだよ~」というなはは様からのDiscordメッセージ(ファイルの共有リンク付き)に興奮九割、焦燥感一割。
まだVR機器買ってないのですが、それは。とは言え新しいものが来たら動かしたくなるのが性。取り急ぎ、LeapMotionと3teneで動かしてみる。


あぁ~~~~~~~~~~~~
11月にお披露目します~~~~~~~~


何がいいって、何も悪いところがないのがいい。どこをとっても、使い切れていないLeapMotionでやってもそれなりの動きをしてくれるところがいい。
そう、弄り始めた時間が0時でなけば。


何を隠そう次の日も普通に仕事なので作業もそこそこに、ベッドで包まって寝ようと思うと、湧いて出てくる「告知動画のネタ」と「麦主総会(現時点で11月1日の当日)のラストに持ってきたいなぁ」という相関関係の在りそうでない二つの感情。


ちょっと起きて作業をして、あとは明日の私へぽい。頭の中でめちゃめちゃに動画編集していました。なお現実は一度目の目覚ましを止めてうとうとしていたところに、緊急地震速報でたたき起こされました、二度寝防止地震助かる。

 

今回の告知動画は「同音異義語」がいくつか使われています。


①与えられた

過去と現在に使われている「与えられた」という言葉。

過去は「よく頑張ったね(おかかみ#15火の鶴より)」というはは様のセリフと共に、羽が与えられたと記載。
これは歩き続けた果てに「山伏として認められて、はは様より賜った縁」という表現になります。
同小説内で、「空を飛べる私を羨ましいという。」という描写もあるので、羽を縁にしてみました。

現在は特徴的な四色のセリフと共に火が与えられたと記載。
言わずもがな、金麦の妖精さんたちのことで「山伏になった結果、自分で与えることができるようになった縁」という表現です。
愛されすぎて消えてしまった命、夢を追うことで消えてしまった命、一人孤独と向かい合って消えた命、信じるものに消された命、どれもこれも人らしく、そして可能性を秘めたものをもう一度燃え上がらせることで、みんなで建築伝言ゲームで焼き鳥を作ったんだね…。なので火を縁に。

 

②きせき

今回のメインテーマとして使ったのは、以前はは様の
FANBOXで触れられていた「不死性についての考察」での内容をもとに考えました。
これは山伏のそれぞれの不死性、死なないという事象に対する説明ですが、そこの鶴葉さんパートがまたすごいことが書いてあります。自分ではよく分かっていなかったところもあり…。
中でも「単独で空を飛び、火を産み、不死になる」という動画内でも使ったフレーズはとても印象的です。
なので今回は三つのきせきの要素を入れています。

冒頭、炎のシーンでは懐かしい音声素材も切り抜いて使用していますが「死にゆく者の名前を書き記す帳面」という意味の鬼籍。これは後に出てくる金麦の妖精さんの名前も記載されているという表現にもつながります。

そして「人から外れ山伏となり、消えた命を再び燃やす」という意味の奇跡。誰かが願った形、人が人たらしめる欲望の形、人に殺され人に奪われても、その在り方は「人の可能性の体現者」でしかないという矛盾を孕んだ奇跡。

最後は「VTuberとして歩んできた二年」という意味の軌跡。使用したのは半年前に公開したオリジナルイメージソングの「送り燈」、全ては山伏として活動する上で得たスキル、技術であるという証明。

 

こういう表現をする際、声や漢字だとすぐにわかってしまうものでも、ひらがなでの文字表現に留めることで、ぐっと動画の深みが、世界観が増すのは日本語の素晴らしいところだと思っています。

 

それ以外の特徴としては、とにかく作業時間と作業場所がないということから、全てiPhoneでの動画作成になりました。30分くらいで必要な素材を撮影し、睡眠。
次の日、仕事場でお昼を食べながら編集、編集、編集!!!
それでもなんとか30分程度で作業自体が完了、しかもエンコードがスムーズ。おかげでこんなに簡単に1分19秒の動画を作ることができました。iPhoneさまさま、VLLOさまさまです。

 

編集画面はこんな感じです、いつもの実況動画の編集よりこだわっているのがよくわかります、しかしながらそこまでこだわった編集をしているわけでもなく。ちょっと字幕を載せているだけでこの張り切り様、しかしながら字は画面デザインの中でも難しめだと思っています。
なので動画作るときにはまず、字幕など使わない題材で動画投稿のリズムをつかむのが大事です。

話したい事……自分のイメージソングがあまりにも使い勝手が良すぎて、どんな告知動画にも使いたくなります。今後もかなり使うと思います。いつぞやTwitterで「私を拒む選手権」というものも考えていました、ぜひ冒頭のあたりを聞いてみると「お~拒んどる拒んどる」ってなると思います。


それくらいですかね。

 

それでは、火曜日の配信をお楽しみに!

 


鶴葉

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